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あいりん地区の簡易宿泊所
- Zindabad Japan by Endo Atombashi
- 2017年3月4日
- 読了時間: 2分
日本において近年、貧富が拡大しているといわれています。
貧富の差が拡大しているといわれていますが多くの日本人は自らを「自分は貧困ではない」という考えており、これを「一億総中流社会」と形容します。
さて、このように貧困と無縁と考えられている日本において近年、貧富の差は拡大しているのでしょうか。
日本が最も貧しかった時代と言われるのは戦後の復興期であるとの考え方が一般的です。
太平洋戦争での敗戦は日本を混乱に陥れ、そして人々は食べるものに苦労した時代でした。
このような戦後期を経て復興を遂げた日本は先進国の仲間入りを果たすまでになりました。
戦後70年を経た今では多くの国民が飢えることなく、それなりの豊かさを享受しています。
しかし、どのような先進国であれ多少なりとも路上生活者は存在します。
これは日本でも同様のことで、路上生活者は現在の日本にも存在します。
日本には「ドヤ街」と呼ばれる日雇い労働者が多く住む街があります。
ドヤ街とは簡易宿泊所が多く立ち並んでいる地域のことを指す言葉で、東京の山谷、横浜の寿町、そして大阪のあいりん地区などが有名です。
路上生活者は日雇いの仕事をし、1日を終えたら簡易宿泊所に1泊して、また翌日には日雇いの仕事に行くというのが日々のルーティンである。
仕事にありつけなくなった日などは野宿することもある。
今回は大阪のあいりん地区を取材してきたので、街の様子や労働者などに注目した記事を数回にわたり書いていきます。
写真はドヤ街の簡易宿泊所の部屋の様子。
この部屋は1泊で1000円と、あいりん地区の平均的な簡易宿泊所の1泊が800円なので少し高めの部屋。

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