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【特集記事】イスラム教 Vol.20-「テロとの戦い(2)」

【特集記事】イスラム教 Vol.20-1「テロとの戦い(2)」

 9.11以降中東地域において、従来よりもテロや紛争の終息が尽きずらくなっています。

要因としては、従来より争いの火種となっていた「パレスチナ問題」。

パレスチナ問題とはイスラエル領にあるパレスチナをめぐる帰属問題で、イスラム教を信仰するアラブ人とユダヤ教を信仰するユダヤ人との間で起こっている宗教対立の様相を呈しており、今現在も解決の糸口は見つかっていません。

 そして、近年ではイスラム原理主義組織による反米、反西洋を主張する一部の過激派組織によってテロ攻撃が頻繁になっています。

 イラクではイラク戦争後、駐留米軍に対しての攻撃などが頻発していて治安は悪化の一途でした。

しかし、前米大統領のオバマはこの駐留米軍を撤退させました。

これで治安はある程度回復するとみられていましたが、隣国シリアの内紛をきっかけに誕生した過激派組織イスラム国(以下、IS)によってふたたび治安は悪化しました。

 ISによる破壊活動は軍事施設などにとどまらず、イラク市民にも攻撃の矛先は向いています。

現在、イラク北部の都市、モスルにてイラク政府軍などはISからモスルを奪還するために軍事作戦を展開しています。

 モスルの住民は命がけで街から脱出を試みていますが、中にはその脱出中に攻撃の巻き添えに合い、死亡することもあります。

 過激派組織はイスラム教を標榜していますが、実態はイスラム教徒もお構いなしに殺害することから、その他大勢のイスラム教徒からも非難されています。

実情、日本のメディアはあまりテロに反対するイスラム教徒のことを報じていないように感じています。

写真はロンドンに住むイスラム教徒が過激派組織に対して反対を表明するパレードを行っている様子。


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