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【特集記事】イスラム教-最終回「テロリストではないイスラム教徒を知ってもらう」
- Zindabad Japan by Endo Atombashi
- 2017年3月2日
- 読了時間: 2分
【特集記事】イスラム教-最終回「テロリストではないイスラム教徒を知ってもらう」
20回を超えて書いてきたイスラム教に関する特集記事のシリーズも一旦今回の記事で最終回とさせていただきます。
ただ、イスラム教関連の記事は今後も書いていく予定です。
最後の記事は「テロリストではないイスラム教徒を知ってもらう」ということをテーマにします。
今までの特集記事をはじめ、読んでいただいている方はイスラム教徒全体がテロリストでないことは周知の通りだと思います。
しかし、現実的にはイスラム教に関する暴力的な側面がクローズアップされることにより、テロ組織のバックボーン(思想の後ろ盾)としてイスラム教が認知されていることもあるのかなと感じています。
今回の写真はイラクのモスクにある募金箱の写真です。
募金箱の最後の文面に書かれている「Against ISIS」とは以下のように訳すことができるだろう。
「私たちはISISのテロ行為に反対を表明します。そのために私たちに募金をお願いします」
もう一度書くが、この募金箱はイラクのモスクにあった募金箱です。
この募金箱に入れられたお金はモスクを通じイラク政府やイラク軍の資金、さらには、ボランティア団体の活動資金に充てられています。
過激派によるテロに苦しめられているのは西欧諸国だけでなく、中東に生きるイスラム教徒も同じだということをもう一度知る必要があります。
日々テロ攻撃からの恐怖や、いらぬ偏見などにより中東に住むイスラム教徒たちがさらに苦しむ結果は過激派組織の思うつぼです。
この募金箱の最後の文面が中東に住むイスラム教徒がテロ行為を嫌い、何よりも平和を願っている証拠なのではないでしょうか。

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