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【特集記事】 イスラム教Vol.1

【特集記事】 イスラム教 Vol.1

 1回目の今回はイスラム教についての初歩的なことを書きます。

 まず初めにイスラム教徒は、預言者ムハンマドを通じて与えられた聖典「クルアーン」に書かれたことを忠実に守り生活をする人々のことを指します。

 「預言者ムハンマド」とはイスラム教の神様「アッラー」から啓示を受け、その教えをイスラム教として布教を始めたイスラム教の開祖とされている人物です。

 その教えは「クルアーン」という一冊の本にまとめられ、今現在までイスラム教徒の生活の指針になっている重要な一冊として読まれ続けています。

「クルアーン」とはアラビア語で「声に出して読まれるべきもの」という意味があります。

したがって、アラビア語で書かれたクルアーンを理解するためにはアラビア語を読めることが重要になります。

 しかし、現実にはイスラム圏でもアラビア語を母語にしない地域や、識字率の低さゆえにクルアーンに書かれた教えを理解することができず、人から聞いた話をそのままイスラム教の教えだと思い込んでしまう例もあります。

したがって、テロ事件などの凶行に及んでしまう背景にはクルアーンを完全に理解せず、それが「イスラム教なのだ」という思い込みが起こしていることが推測できます。

写真はイラクのカルバラーにてイスラム教関連の本が売られている市場の様子。


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