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イラク情勢-解放された街の様子
- Zindabad Japan by Endo AtomBashi
- 2016年11月17日
- 読了時間: 1分
現在、イラク北部のモスルという都市で過激派組織ダーイッシュ(自称イスラム国)からの奪還作戦が展開されています。
戦闘は徐々に収まってきていますが、依然として緊張感が続いています。
ダーイッシュから解放された街の一つに「サーマッラー」というところがあります。
サーマッラーには世界遺産に登録された「サーマッラーの考古学都市」といった観光名所などがあります。
中でもシーア派の聖地である「ハサン・アスカリー」というモスクがあり、シーア派の巡礼者が多く訪れる場所でした。
一時期、ダーイッシュによって支配されたため、シーア派と対立をしているダーイッシュはハサン・アスカリーを破壊してしまいました。
イラク軍や有志国連合(アメリカ等)によるダーイッシュ掃討作戦によってサーマッラーは解放され、現在では街の修復などが進められています。
しかし、依然危険な状況であることは変わらず、街に入る為の警備は厳重で、私が訪れたその日にも街の郊外ではイラク軍とダーイッシュの戦闘が行われてしまいました。
それだけ戦争が近くにあるという現実を感じさせられます。
写真はサーマッラーの住居。
銃弾の跡が生々しく残っている。
住民が今はどこに行ってしまったのかは誰にもわからない。

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